ボートレース福岡とは、公営競技のボートレースが開催される全国24会場のひとつ。この記事は、その福岡の「癖」を私たちの自前データ 3,647レースの実測から数字で示すものです。予想ではありません。
7つの軸(前付け・風・波・2〜6コースそれぞれの決まりやすさ)で24会場を並べたとき、福岡がいちばん際立っているのは「5〜6コースの1着率」です。
→ 福岡は5〜6コースが決まらない会場です(1着率4.9% / 全国8.1%)。大外はほぼ勝てません。荒れても頭は内寄りに残りやすい。
| 軸 | 福岡 | 全国 | 順位 |
|---|---|---|---|
| 前付け(枠と違うコースを走った艇の割合) | 8.2% | 9.4% | 17位 |
| 風5m以上で行われたレースの割合 | 7.0% | 16.1% | 22位 |
| 平均波高 | 3.0cm | 2.5cm | 8位 |
| 2コースの1着率 | 14.5% | 13.4% | 7位 |
| 3コースの1着率 | 14.9% | 12.9% | 4位 |
| 4コースの1着率 | 8.0% | 10.5% | 24位 |
| 5〜6コースの1着率 ⭐ | 4.9% | 8.1% | 24位 |
前付けとは、外の艇がスタート前に内側のコースを取りに行くこと。ここでは枠番と違うコースを走った艇の割合で測っています。
福岡の1コース1着率は 58.2%。全国平均は 54.9% なので、全国平均よりイン(内側)が強い会場です。
外側(4〜6コース)が1着になる率は 13.0% です。
| 福岡 | 全国平均 | |
|---|---|---|
| 1コース1着率 | 58.2% | 54.9% |
| 荒れ率(3連単1万円+) | 14.5% | 16.5% |
| 3連単の中央配当 | 2,200円 | — |
中央配当とは、配当を安い順に並べたときのちょうど真ん中の値です。平均だと万舟1本に引っ張られるので、中央値のほうが実感に近くなります。
よくある書き方は「1番時計の艇の連対率は◯%」ですが、これはコースの効果と混ざっています。1号艇はもともと連対しやすいので、1番時計だったから連対したのか、内枠だから連対したのかが分かりません。
そこで、1号艇と2〜6号艇に分けて、「1番時計だったことで連対率が何pt上がったか」だけを見ます。
福岡の素の連対率は 1号艇 74.3% / 2〜6号艇 24.9% です。ここからの上乗せが下の表です。
| 指標 | 1号艇が1番時計 | 上乗せ | 2〜6号艇が1番時計 | 上乗せ |
|---|---|---|---|---|
| 展示 | 81.3% | +7.1pt | 37.3% | +12.4pt |
| 周回 ⭐ | 77.5% | +3.2pt | 42.9% | +18.0pt |
| ターン | 78.0% | +3.7pt | 36.2% | +11.3pt |
| 直線 | 78.3% | +4.0pt | 29.9% | +5.0pt |
福岡で外の艇に最も効くのは「周回」。2〜6号艇が周回で1番時計だと、連対率が 24.9% から 42.9%(+18.0pt) に上がります(1,333艇の実測)。
同じ周回でも、1号艇の上乗せは +3.2pt にとどまります。タイムは外の艇でこそ効く、というのがこの表の読み方です。1号艇のタイムを熱心に見るより、外の艇が1番時計かどうかを見るほうが判断が変わります。
連対率=1着か2着に入った割合。1番時計=そのレースでいちばん速かった艇。上乗せ=その艇番の素の連対率からの差(pt)。
スタート隊形とは、スタートした瞬間に6艇がどう並ぶかのこと。私たちは「予測ST+展示150m」からレース前にこの並びを図にしています。
福岡では、1号艇が隊形の先頭にいるとき1着率 68.7%、5〜6番手まで沈んでいるとき 43.9%。その差は 24.8pt です(3,186レース実測)。
福岡の 24.8pt は、24会場中 11位です。
参考までに、いちばん大きいのは徳山(30.5pt)、いちばん小さいのは江戸川(14.9pt)。
→ 福岡は24会場の真ん中あたりです。効かないわけではありませんが、上位の会場ほどは当てになりません。
「◯◯選手は福岡が得意」という話はよく聞きます。ほとんどは偶然です。私たちのデータでも、当地成績の見かけのばらつきは 9.17pt ありますが、そのうち本物は 3.29pt だけでした(残りはたまたま)。
なので、ここでは生の数字を出しません。偶然のぶんを取り除いた値(中央値で87%小さくなります)を出します。枠の引きの良し悪しと混ざらないよう、同じコース構成で走ったときの期待値との差で測っています。
| 選手 | 当地 | 連対 期待→実際 | 見かけ | 偶然を除くと |
|---|---|---|---|---|
| 篠崎 仁志 | 99走 | 45回 → 64回 | +19.3pt | +5.8pt |
| 篠崎 元志 | 102走 | 55回 → 73回 | +17.9pt | +5.5pt |
| 小川 日紀太 | 45走 | 9回 → 18回 | +19.2pt | +4.4pt |
| 選手 | 当地 | 連対 期待→実際 | 見かけ | 偶然を除くと |
|---|---|---|---|---|
| 平石 和男 | 28走 | 12回 → 2回 | -34.5pt | -3.8pt |
| 富澤 祐作 | 30走 | 11回 → 2回 | -30.6pt | -3.7pt |
| 乙藤 智史 | 63走 | 29回 → 19回 | -16.6pt | -3.6pt |
連対=1着か2着。期待=その選手が同じコースを他会場で走ったときの成績から計算した本数。見かけ=実際との差をそのまま出した値で、偶然を含みます。右端が偶然を取り除いた値で、こちらを見てください。
対象は直近90日に出走/当地20走以上/期待成功・期待失敗がともに5以上(正規近似が成り立つ範囲)(543名)。±5pt程度が上限で、レースを引っくり返すほどの差ではありません。
会場とレースを選ぶだけで、その日のレースを判定できます。この記事に出てきた指標も、スタート隊形の図も、同じ画面に出ます。
👉 https://boatintel.jp
無料で見られるのは各会場 直近5レース分です。ただしローリング方式なので開く時間帯で中身が変わり、締切前に間に合うのは会場あたり0〜1本、朝は0本、夜はすべて終了済みになります。締切前に全レースを見るには月980円の会員登録が必要です。
同じ形で他の会場も調べています。隊形の図が効く順に並べると:
…(福岡を含めて全24会場)… 効きが小さいほうは 桐生(18.5pt)、平和島(16.8pt)、江戸川(14.9pt)。
この記事について、コメントかXのDMで教えてください。特に知りたいのは:
「この会場のこれを調べて」も受け付けます。全24会場・2年分のデータがあるので、調べて記事にします。結果が「関係なかった」でも、そう書いて出します。
X: https://x.com/deepimpact0206
データ: 自前集計 105,778レース実測(福岡は3,647レース)。作成 2026-09-02。数字は集計しなおすたびに更新されます。
会場とレースを選ぶだけで、展示タイム・周回・ターン・直線・選手成績・モーターを指標化して1レースぶんの判定を出します。スタート隊形も図で出ます。福岡が開催中の日なら、締切の約10分前に自動で判定されたものが見られます(開催していない日は会場データの照合まで)。
判定ツールを開く(福岡を選択した状態・登録不要)的中も外れも全部見る無料で見られるのは各会場、直前判定を済ませた直近5レース分だけです。ローリング方式なので開く時間帯で中身が変わり、締切前に間に合うのは会場あたり0〜1本、残りは終了済みのレースになります(朝は0本、夜はすべて終了済み)。締切前に全レースを見たい場合は月980円の会員登録が必要です。
BOAT INTELLIGENCE / このページの数字は自前集計の実測です(福岡は3,647レース)。 集計しなおすたびに更新されます。最終更新 2026-09-02。