下関競艇(ボートレース下関)の癖を、実測3,676レースで調べた

ボートレース下関とは、公営競技のボートレースが開催される全国24会場のひとつ。この記事は、その下関の「癖」を私たちの自前データ 3,676レースの実測から数字で示すものです。予想ではありません。

結論(先に3行)

この記事に出てくる言葉(初めての方へ)

下関を一言で言うと

7つの軸(前付け・風・波・2〜6コースそれぞれの決まりやすさ)で24会場を並べたとき、下関がいちばん際立っているのは「2コースの1着率」です。

→ 下関は2コースが弱い会場です(1着率11.4% / 全国13.4%)。2号艇の差しが決まりにくいので、相手は外に求めるほうが素直です。

下関の7軸

下関全国順位
前付け(枠と違うコースを走った艇の割合)11.1%9.4%8位
風5m以上で行われたレースの割合13.5%16.1%14位
平均波高2.8cm2.5cm11位
2コースの1着率 ⭐11.4%13.4%23位
3コースの1着率11.5%12.9%19位
4コースの1着率9.2%10.5%21位
5〜6コースの1着率7.2%8.1%20位

下関は2・3・4・5〜6コースが揃って全国より下です。外はどこも決まりにくいので、荒れても頭は内寄りに残りやすい

前付けとは、外の艇がスタート前に内側のコースを取りに行くこと。ここでは枠番と違うコースを走った艇の割合で測っています。

1. 1コースはどれくらい信用できるか

下関の1コース1着率は 60.5%。全国平均は 54.9% なので、全国平均よりイン(内側)が強い会場です。

外側(4〜6コース)が1着になる率は 16.2% です。

下関全国平均
1コース1着率60.5%54.9%
荒れ率(3連単1万円+)14.7%16.4%
3連単の中央配当2,230円
中央配当とは、配当を安い順に並べたときのちょうど真ん中の値です。平均だと万舟1本に引っ張られるので、中央値のほうが実感に近くなります。

2. 下関で効く「足」はどれか(1号艇と、それ以外に分けて見る)

よくある書き方は「1番時計の艇の連対率は◯%」ですが、これはコースの効果と混ざっています。1号艇はもともと連対しやすいので、1番時計だったから連対したのか、内枠だから連対したのかが分かりません。

そこで、1号艇と2〜6号艇に分けて、「1番時計だったことで連対率が何pt上がったか」だけを見ます。

下関の素の連対率は 1号艇 76.1% / 2〜6号艇 24.0% です。ここからの上乗せが下の表です。

指標1号艇が1番時計上乗せ2〜6号艇が1番時計上乗せ
展示81.4%+5.0pt32.7%+8.5pt
周回 ⭐79.5%+3.3pt35.8%+11.7pt
ターン79.6%+3.3pt33.3%+9.2pt
直線77.2%+0.7pt29.5%+5.3pt

下関で外の艇に最も効くのは「周回」。2〜6号艇が周回で1番時計だと、連対率が 24.0% から 35.8%(+11.7pt) に上がります(1,733艇の実測)。

同じ周回でも、1号艇の上乗せは +3.3pt にとどまります。タイムは外の艇でこそ効く、というのがこの表の読み方です。1号艇のタイムを熱心に見るより、外の艇が1番時計かどうかを見るほうが判断が変わります。

連対率=1着か2着に入った割合。1番時計=そのレースでいちばん速かった艇。上乗せ=その艇番の素の連対率からの差(pt)。

3. スタート隊形はどれくらい効くか

スタート隊形とは、スタートした瞬間に6艇がどう並ぶかのこと。私たちは「予測ST+展示150m」からレース前にこの並びを図にしています。

下関では、1号艇が隊形の先頭にいるとき1着率 69.5%5〜6番手まで沈んでいるとき 48.8%その差は 20.7pt です(3,224レース実測)。

下関の 20.7pt は、24会場中 21位です。

参考までに、いちばん大きいのは徳山(30.5pt)、いちばん小さいのは江戸川(14.9pt)。

下関では、隊形の図はあまり効きません。他の会場より、判断材料としての重みを下げてください。

4. 下関と相性が良い選手・悪い選手

「◯◯選手は下関が得意」という話はよく聞きます。ほとんどは偶然です。私たちのデータでも、当地成績の見かけのばらつきは 9.17pt ありますが、そのうち本物は 3.29pt だけでした(残りはたまたま)。

なので、ここでは生の数字を出しません。偶然のぶんを取り除いた値(中央値で87%小さくなります)を出します。枠の引きの良し悪しと混ざらないよう、同じコース構成で走ったときの期待値との差で測っています。

下関と相性が良い

選手当地連対 期待→実際見かけ偶然を除くと
柳生 泰二115走62回 → 81回+16.3pt+5.5pt
寺田 空詩78走24回 → 35回+14.4pt+4.1pt
角 ひとみ36走12回 → 22回+27.1pt+4.0pt

下関と相性が悪い

選手当地連対 期待→実際見かけ偶然を除くと
清水 敦揮51走29回 → 16回-25.2pt-4.6pt
平田 忠則35走20回 → 13回-19.3pt-2.6pt
後藤 正宗28走11回 → 5回-23.1pt-2.6pt
連対=1着か2着。期待=その選手が同じコースを他会場で走ったときの成績から計算した本数。見かけ=実際との差をそのまま出した値で、偶然を含みます。右端が偶然を取り除いた値で、こちらを見てください。

対象は直近90日に出走/当地20走以上/期待成功・期待失敗がともに5以上(正規近似が成り立つ範囲)(456名)。±5pt程度が上限で、レースを引っくり返すほどの差ではありません。

5. 正直に言っておくこと

6. 自分で確かめる

会場とレースを選ぶだけで、その日のレースを判定できます。この記事に出てきた指標も、スタート隊形の図も、同じ画面に出ます。

👉 https://boatintel.jp

無料で見られるのは各会場 直近5レース分です。ただしローリング方式なので開く時間帯で中身が変わり、締切前に間に合うのは会場あたり0〜1本、朝は0本、夜はすべて終了済みになります。締切前に全レースを見るには月980円の会員登録が必要です。

他の会場も見る

同じ形で他の会場も調べています。隊形の図が効く順に並べると:

  1. 徳山(30.5pt)
  2. 尼崎(29.9pt)
  3. 芦屋(28.5pt)
  4. 多摩川(27.8pt)
  5. 津(27.0pt)

…(下関を含めて全24会場)… 効きが小さいほうは 桐生(18.5pt)、平和島(16.8pt)、江戸川(14.9pt)。


感想・リクエストをください

この記事について、コメントかXのDMで教えてください。特に知りたいのは:

この会場のこれを調べて」も受け付けます。全24会場・2年分のデータがあるので、調べて記事にします。結果が「関係なかった」でも、そう書いて出します。

X: https://x.com/deepimpact0206

データ: 自前集計 105,778レース実測(下関は3,676レース)。作成 2026-09-02。数字は集計しなおすたびに更新されます。

下関を選んだ状態で、判定ツールを開く

会場とレースを選ぶだけで、展示タイム・周回・ターン・直線・選手成績・モーターを指標化して1レースぶんの判定を出します。スタート隊形も図で出ます。下関が開催中の日なら、締切の約10分前に自動で判定されたものが見られます(開催していない日は会場データの照合まで)。

判定ツールを開く(下関を選択した状態・登録不要)的中も外れも全部見る

無料で見られるのは各会場、直前判定を済ませた直近5レース分だけです。ローリング方式なので開く時間帯で中身が変わり、締切前に間に合うのは会場あたり0〜1本、残りは終了済みのレースになります(朝は0本、夜はすべて終了済み)。締切前に全レースを見たい場合は月980円の会員登録が必要です。

24会場すべて

同じ形で全24会場を調べています。数字はどれも自前の実測です。

BOAT INTELLIGENCE / このページの数字は自前集計の実測です(下関は3,676レース)。 集計しなおすたびに更新されます。最終更新 2026-09-02。